丹後ちりめん −73−

岩滝各区の機業 弓木の機業(3)
糸井源吉


明治4年3月7日生れ、昭和16年6月7日に没した。
岩滝機業界の先覚者で機織の考案に趣味をもち、新案特許権を得た。
1.手廻撚車から足踏へ、それから動力掛へのヒントを与える。
2.撚車のサメ、ブショウ早緒、太鼓から歯輪、チェン、ベルトホイル掛に改装。
3.真鋳板を曲げて袋鍾を案出。
4.穴あき静輪の製造。
5.早緒のかわりに、皮革によって撚車(イタリー)を製造。
6.手廻糸操機の逆回転装置の考案。
7.スレこまによる糸繰機。
8.手織のケン皮をキャッチホイルにし繰作の簡単化。
9.ローラーに特殊の装置をして堅しぼ寄せ。また夜露にあててのしぼ寄せ(しぼ寄せ機)。
10.強撚を糊付によって撚止すること(撚止器)
以上のうち5から10までは糸井源吉の考案による新案特許品で、機業界に貢献するところが非常に多かった。

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