丹後ちりめん −8−

織物組合(3)


丹後縮緬同業組合は、縮緬及び各種絹織物製造業者、撚糸業者、賃織業者、織物並に其原料、絹糸、紡績糸類の売買業者、精練並にその整理業者、筬製造業者並にその販売業者を含み、織物並にその原料の検査及び取締、取引上の弊害を改め、従業者の保護、取締、教育、表彰、奨励、営業に関する争議の調停並に仲裁判断、斯業の改良発展及び便益に関する事項の施行、教育機関の設立及び教育の補助奨励、斯業に関する組合又は生産販売購買の共同経営の奨励等、多方面にわたって業務を執行した。 斯道の教育機関としては、本郡支部は大正十年(一九二一)四月一日から二ケ年制の染織講習所を支部の所在地であった三河内村(野田川町)に開校したが、織物工業に関する更に完全な教育機関設置の要求は斯界の熱烈な世論を醸成して終に京都府を動かし、大正十一年(一九二二)度から中郡峰山町に甲種工業学校(現京都府立峰山高等学校)の新設を決定し、斯業の振興に役立たせることとなった。

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