岩滝の歴史 −244−

保健衛生(3)

ーし尿処理−


機業が町の職業の中心となっているが、最近まで、周辺には尚純然たる農村地域があったので、し尿は肥料として利用され、その処理について特別の考慮を払う必要がなかった。
しかし、近年は農家も機業を兼業し、専業農家が減少し、更に、労力の節減と、衛生思想の進歩によって化学肥料の使用が盛んになり、し尿を肥料に使用することが少なくなった。
困ったのは、機業家、商家である。便所にし尿が一杯になっても、昔のように農家が汲みとってくれない。そこで機業家は、宮津、加悦等の[し尿汲取業者」に依頼するより方法がない。少々高い金を支払うことはいとわぬが、業者に頼んでも希望する時に汲取に来てくれない。

昭和三十八年、岩滝、野田川、加悦の三ケ町が組合をつくって、野田川の下流、石田橋附近に、衛生プラント(し尿処理場)を建設しし尿処理を行なっている。

参考文献 岩滝町誌 昭和45年1月


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