岩滝の教育 30
実業教育(1)


1.岩滝町立実業補修学校
大正5年12月1日岩滝村立実業補習学校を創立し、弘道尋常高等小学校内に附設され、石田、男山に分教場が設けられた。生徒は小学校を卒業し実業に従事しているもので、校長及び教員は概ね小学校教員が兼任した。(校長板倉十一郎)学年は普通科1、2年(小学校尋常科卒業者)本科1、2、3、4、5年(普通科及び小学校高等科卒業者)研究科1、2年(本科卒業者及びこれと同等以上の者)専修科(研究科卒業者及びこれと同等以上の者)。
学科は各学年とも修身及び公民料、普通学科(国語、数学)職業科(本科には農商部、工業部)家事及び裁縫科(女子)教練科、体操科で普通科以上は修身及び公民料とそれぞれ専修の科目があった。
 
創立当初は生徒数も少く殆んどが男子であり、授業も夜間2時間位で、内容は普通学科修身及公民科、職業科であった。当初のこととて教科書もなく生徒は昼間の疲れもあって気乗りうすく、教師も専門家がないありさまで極めて低調であった。
これがために種々工夫をこらし教科書を採用し、教授内容も豊富にし、時には学識経験者を招いて課外講座を行い、一方家庭及び雇傭主を訪問して出席者の向上に努めた。


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