岩滝の教育 43
社会教育(11)
育友会 −2−


PTAの性格は前記のように単なる学校教育の後援団体でないことはもちろんであるが、もう少しPTAの性格を明確にしておく必要がある。
(1)目的 学校をよくすることのみが問題でなく、家庭も社会も、およそこどもたちが生活しているあらゆる時、あらゆる場を、こどもたちにとってしあわせなものにしようとするとともに自分たちの成人教育の問題としても、考える。
(2)会員 会員構成が父母だけでなく、教師も同じ会員であることを誰からも強制されない。すなわち、PTAの会員は父母も教師もひとりひとりの人格の自由と責任とが基礎となってることである。
(3)運営 会の運営や責任を少数の幹部や役員にだけ任せるのではなく、全会員が責任をわかち合うしくみになっている。
(4)活動 活動はすべてこどもに発し、こどもに帰り、どんな場合もこどもから遊離することがなく、こどもたちを保護し、指導する面と、こどもの問題をすべて父母と教師自身の問題として考え、よりよい父母、教師となるよう努め合う面とをもって実行する。
このように、PTAは単なる後援会とは異なって学校教育への協力ないし児童、生徒の福祉ということを目的とするばかりでなく、会員の成人教育およびこれを通じて児童、生徒の生活環境の整備ということを、その大きな使命としている。つまり、PTAは児童の福祉を図る団体であると同時に、父母と教師自身の成人教育の団体である。


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