岩滝の産業 33
ー 農 業 ー
麦作(2)


2.「与謝郡誌」から
「麦は米に次ぐ主要産物で、主として稲の裏作として栽培された。米価低く、麦価亦安い時代には収支相償わず、麦作は頗る不振の観があった。しかし、大正8年、米価騰貴以来、改良の声が漸く高まり播種や耕作に多少面目を改め、収穫量をふやそうとする気持をおこさせた。与謝郡では明治36年以降、5ヶ年平均反収量は6斗7升9合であったが、大正5年以降、5ヶ年平均収量は、8斗7升4合に上り、殆んど3割弱の増収率を示している。しかし、其の作付反別に於ては、むしろ反対に、大体に於て漸減の傾向を示している。
麦の生産分布 第16表 (大正8年)
町村名 作付反別(合計) 収穫高
(合計)
一反歩当収量
(平均)
岩滝町 27町8反1畝00歩 300石 1石0斗7升8合
与謝郡 987町9反2畝05歩 10626石 1石0斗7升5合

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