岩滝の産業 97
ー その他の工業 ー
世界長株式会社岩滝工場 −1−


大阪の有力な足袋商組合員によって大正8年(1919)6月27日に大阪ゴム底足袋会社が、資本金50万円で大阪市大淀区豊崎西通に設立された。
昭和12年、社名を世界長ゴム株式会社と変更した。
その後、経営の規模を漸次拡大し、戦時中は軍需品を製産したが戦災により、工場の大部分を失い、終戦後には岩滝工場を残すのみとなった。
戦後、直ちに大阪、西宮工場を復興し、昭和24年には徳山工場を設け、戦時中に新設した岩滝工場を含め履物四工場となった。
昭和35年、経営の多角化を図ると共に、昭和37年には近代的設備を有する工場を新設し、更に経営の多角化を推進し、従来のゴム製品をはじめ建築材料その他各種の製品の外に、他の産業部門にも進出するようになった。
そこで、昭和39年社名を従来の世界長ゴム株式会社から世界長株式会社と改めた。
昭和42年8月経済成長のひずみ修正のあおりで企業合理化により人員を縮小、昭和40年には366名を数えた従業員も151名に減少、その後需要も急増の傾向にあり、増産体制に入り従業員の増員をはかっており百名余が増員される。外注工場の拡張も計画されており新工場の建設等の計画も進められ躍進が期待される。


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