杉の木


昔、岩滝町男山の大杉というところに杉の大木があった。
加悦谷、中郡地方はこの杉の木のために日光を遮られ、作物ができないので常に不平をもらしていた。
遂に我慢ができなくなり、例の杉の大木を伐ってくれと要求してきた。
男山の人々は神木として尊崇して来た霊樹を伐った後のたたりを恐れてすぐには返事ができなかった。
しかし、加悦谷、中郡方面の人々の抗議にも道理のあることで一概に拒絶することもできず村人達相談の結果これを伐り倒すことにした。
この杉の木、想像以上に大きく、その突端は男山から海を越えて宮津町(現宮津市)の西の端に達した。それからここに杉の末という町名がついた。また、元の方の枝が地中につきささって出来たのが今の阿蘇海であるといわれている。

 

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