岩滝の神社寺院 11
神社(11)
板列稲荷神社(2)


由緒
 当社の創立年代は不詳であるが、延喜式神名帳に「官祭に与れる一社」とあるところからみると、相当古いものであると想像される。
 然るに、中世に至り社運衰退し、殊に地続きであった別当の龍泉寺が一色家の祈願所であるという理由で永禄年間(1558−1569)細川氏のため焼却され、板列神社はそのまきぞえをくい、境内の建物は悉く焼失した。当時の村民は深く之れを歎き、その焼跡に小祠を建て祭事を続けて来たが、その後、文政9年(1826)再度の罹災で僅かに残存していた古記、社伝等すべて鳥有に帰した。
 
 こうして永い歳月の間に今日の如く板列稲荷神社と称し稲逎売命を奉祀している。
 尚現在の社殿は明治7年(1874)仮建築をしたまゝのものである。
(註)稲逎売神は伊勢御鎮座本記にある宇賀御魂稲逎売命(豊受大神)の別名である。
備考 指定村社(岩滝町誌)


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