岩滝の神社寺院 29
神社(29)
速玉神社


速玉神社(境内社)
 本社は素盞鳴尊を祭神とし、その昔、紀州新宮熊野速玉神社の御分靈を石田西南山麓新宮谷の小高い地に社殿を創建し9月7日を例祭日と定めている。
 例祭は権現祭と称し、前日から若衆相集り、区民から供物を集め社殿に献じ、のち籠堂に集って供物をいただいて夜を徹し祭典に奉仕した。
 然るに時代の推移と共に僻地に鎮座していたのでは、維持その他に困難であるという理由で、明治初年神殿を木積神社の境内に遷座した。
 今日でも9月旧例祭日には区内の児童等慣習にしたがい夜を徹して祭典に奉仕する。旧宮跡には地方にもまれな椎の大樹がそびえ、その下に速玉神社旧跡の石標と法篋印塔で往時の社影をしのばせている。


石田旧速玉神社境内 権現大椎


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