岩滝の神社寺院 3
神社(3)
板列八幡神社(3)


 現在の社殿は神明造、檜皮葺で天保五年(1834)に再建され特筆する程のものではないが、御神像は古く、極めて傑作であり、大正14年(1925)国宝に、昭和25年8月29日重要文化財に指定された。
 その一躯は高さ41センチ8ミリ、一躯は40センチ8ミリで、高雅、端麗な刀法と剥落した胡粉色の衣紋の一面にうすく見える図の模様は明らかに藤原時代の特徴が窺われる。
 口碑によればこの御神体の外に僧形八幡の像が一躯あったが、明治35、6年頃(1902〜3)不明となった。
 (註)明治初年の氏子数は男山村140戸、岩滝村380戸であったが、明治7年(1874)岩滝村は離脱した。
 仁海僧上については密宗祖伝に「仁海者丹後与謝郡板列里宮道氏」とあり、元享釈書には「与謝県板浪里宮道氏」とある。この「宮道氏」は当時の姓氏になく、もし社氏の子という義であれば八幡宮は仁海以前の創立ともいえる。
 昭和43年重要文化財保全のため本殿に収蔵庫が建設された。
 備考 指定村社(岩滝村誌)

男山八幡神社 狗犬(鎌倉時代)


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