岩滝の神社寺院 39
寺院(9)
西光寺(5)


文化財(3)
四鋳
 明治24己丑10月吉祥日 願主 第25世真誉 施主 檀徒並信徒一同
前庭の工作物に法界塔、閼迦水鉢等がある。
法界塔は花崗石造墓碑形、巾60糎、厚35糎、高3米、墓檀1米3、正面に三界万靈と彫り。
側面紀年銘
「正徳6丙申年(1716、享保元年)現住石誉誌」
 花崗石造称名塔 経60糎、高約1米、沓石及基檀高1米7、正面「南無阿弥陀仏」「徳本花押」この称名塔については樗嶺志、徳本和上の条
 全国巡錫を志した大徳々本師が、丹後へ来たのは文政年中であった。(中略)文珠堂へ詣で、橋立を渡り成相寺に賽し、小船で岩滝に着いた。此処こそ頭陀を下ろすべき地なりと思うたか、西光寺に宿を乞うて1ケ月許りの留錫、その高徳を慕うて集る善男善女に何回でも同じ説教、わしが皆の衆に説教することは此の外にない。
 
又、皆の衆がわしから聞くことも此外にない筈じゃと云うのが癖であった。痩せ鶴の如き小さい体、風呂に入られると浮き上ったものだと、載誉和尚の実話。師は留錫中、乞わるゝまゝに6字名号を何枚も揮毫して与えられたが、日蓮宗の髯題目を連想さすような独得の筆意、今尚岩滝には之れが少くなく。西光寺大銀杏の下に徳本氏留錫記念塔とも云うべき師の自筆塔が立って居り、師の泥像をも本堂に祀ってあるが、恐らく丹後ではここばかりであろう。
 閼迦水鉢は青銅製荷葉水盤で径約1米、高約1米1、八角二重基檀。
寄進銘
 「西光寺第25世真誉代、為光誉丁意居士、白誉妙意大姉菩提 昭和10年3月吉辰 ●角糸井」


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