ちりめん
一色テキスタイルは丹後の織物業者
一色テキスタイルは、丹後に拠点を構える織物を生業とする会社です。
ここ与謝郡与謝野町では、古くより“ちりめん”生地を生産してきました。
我々はこの“ちりめん”を、伝統的な着物や被服業に流通させるだけでなく、
一般の方々にも広く浸透させることを使命として活動しています。
一般的な伝統産業、特に織物の世界では、完全分業制で製品に携わることが多い。
しかし我々は、様々な紡績業者から多彩な糸を仕入れ加工。
それを自社で企画し、製造・流通までを担当。
具体的には自社でオリジナルの生地をつくり、それを普段使いいただくよう、
小物雑貨やバッグにして直接販売しています。
同時にクライアントさまのご要望に沿って、OEM/ODM・PBの対応も行います。
歴史
2020年には、“ちりめん“生地が、丹後地域に伝わって300年の節目を迎えます。一言で『300年の歴史』といいますが、その道のりは決して安穏なものではありませんでした。過去から連綿と続くノウハウ。先人の方々が一つ一つ積み重ね磨き上げてきた技術を、後世へ伝えつつ発展昇華させる使命も追っています。
可能性
ちりめん織という生地は、“のし”と呼ばれるヨリを掛けた糸を使用し、美しい風合いが持ち味の織物。世界広しといえども、同様の技法で織られた布地をみつけることは難しい。同時にこの生地は、美しさだけでなく壁材・建材や車両の内装材といった新たな可能性を秘めたファブリックです。一色テキスタイルは、この世界的に稀有な生地を広く活用されるよう、これからもあらゆる可能性を探って参ります。
京都府丹後地区と“ちりめん”の関りについて
生産量
ちりめん生地は、全国様々な地域で生産されています。中でも当該地区である、丹後は(着物生地の)その6割の生産量を誇ります。また生糸の使用比率でみても、国内で使われる1/3は丹後で製品化されています。
連携
この状況を打破すべく、丹後地域が一丸となって業種に関わらず連携。業態の垣根を越えて、製品・アイテムごとにチーム編成を行いつつ、国内外に向けて商品や情報を発信する取り組みを開始しました。一色テキスタイルも、デザイン・プランニング・コーディネートの各部門で地域に貢献すべく活動を続けています。